阿倍王子神社は阿倍野の氏神様として、古くから大切にお祀りされてきました。
氏神様はその土地を守り、そこに暮らす人々を守ってくれています。
この神社は和歌山県の那智の滝
で有名な熊野大社への道すじに当たり、
旅の人達が道中安全を祈り、一休みする憩いの場所でもありました。
一年を通して様々なお祭りがありますが
なかでも夏祭は枕太鼓やだんじり、獅子舞が繰り出して
鉦や太鼓の音も勇ましく、
阿倍野の町をお祓いしていきます。
神社の周りには100軒以上もの屋台が立ち並び夏祭の2日間、夜は多くの人々で賑わいます。
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阿倍野元町や晴明通では60年以上前から 子供神輿と太鼓の行事があります。
宵宮の朝、太鼓を乗せた車を子供達が
「ワッショイ!ワッショイ!」と元気よく綱を曳きます。
打ち子は「エーサッヤ!」の掛け声で太鼓を響かせ、
神様の到来を町に知らせます。
担ぎ手はこれまた
「ワッショイ!ワッショイ!」と勇ましく
おみこしを担いで町を練り歩きます。
この日のために町にはしめ縄がはられ、「夏祭」ののぼりがそこかしこに立てられます。
神様をお迎えした町内は邪気を払われ、
清々しい空気に満たされた人々は暑い夏を無事に過ごせます。
曳き子、打ち子、担ぎ手の子供達は
三者三様、この日はみんな神様のおつかいです。
お役に立つことで神様からも
町の人々からも祝福を受け、元気よく立派な大人に育っていくことでしょう。
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